その他の福祉事業OTHER SERVICES
01 生活困窮者就労準備支援事業
吹田市の委託事業で、平成28年8月1日より開始した事業です。この事業は、就労に向けた準備が整っていない生活困窮者や生活保護受給者に対して、一般就労に従事する準備としての基礎能力の形成を支援することで、就労及び自立の促進を図るものです。
支援の内容としては、「日常生活自立に関する支援」「社会生活自立に関する支援」「就労自立に関する支援」があり、対象者の状況に応じて行います。これらの支援を効果的・効率的に実施するため、対象者が抱える課題や支援の目標・具体的内容を記載した就労準備支援プログラムを作成し、これらに基づき支援を行います。なお、プログラムは、支援の実施状況等を踏まえ、適宜見直しを行います。この事業を実施するに当たり、救護施設千里寮では「就労準備支援室」を施設の近隣に設置し、サテライト方式で施設の事業と十分な連携をとって実施しています。
02 生活困窮者自立相談支援事業
平成27年4月1日に施行された生活困窮者自立支援法に基づく事業で、大阪市においては、市内の24区の各行政区毎に実施しています。このうち、港区、西区、淀川区の3つの行政区において、各区の社会福祉協議会と共同体を組んでこの事業に携わっています。港区と西区においては平成27年度から、淀川区においては平成28年度から取り組み、平成31年度からは吹田市でも取り組んでいます。
この事業は、生活保護に至る前の段階から早期に支援を行うことにより、生活困窮状態からの早期自立を支援することを目的としています。生活困窮者を早期に把握し、包括的に相談に応じる窓口として、生活困窮者の抱えている課題を適切に評価・分析し、その課題を踏まえた支援計画を策定、計画にそって自立に向けた支援を行っています。相談窓口は、各区役所内に設置しており、港区では「くらしのサポートコーナー」、西区は「プラットホーム西」の愛称を付けて気軽に相談してもらえるよう工夫しています。
03 居住生活サポート事業
平成29年4月1日より開始した事業で、堺市内に事務所を設置し、各区にある保健福祉総合センターと連携を図りながら事業を実施しています。事業内容は、堺市の生活保護受給者のうち、医療の必要性が低い長期入院患者や保護施設等への長期入所者などについて、その実態を把握し、地域生活が可能となった方について、退院及び地域生活への移行と地域での安定した居住生活を支援することを目的に実施しています。
事業を進めるに当たっては、平成25年6月から実施してきた高齢者住宅等の調査事業による成果を生かして、被保護者の退院促進や地域移行支援に取り組んでいます。
04 住宅確保要配慮者居住支援事業
平成29年10月改正法が施行された新たな住宅セーフティネット制度に基づき、住宅確保要配慮者(低額所得者、被災者、高齢者、障害者、子供を養育する者、その他住宅の確保に特に配慮を要する者)に対する民間賃貸住宅への住まいの確保と、生活支援を一体的に行う居住支援体制を構築する事により、安心して住み続けることができる住まいの環境整備を図っています。
住宅確保要配慮者居住支援事業の拠点は、「南千里サポートステーション」の福祉相談窓口です。
住宅確保要配慮者の方のお困りごとやご希望等お聞きし、ニーズ等に沿った支援(サポート)を行います。
当法人は、Osakaあんしん住まい推進協議会・居住サポート会員、居住支援法人登録番号[大居014]に登録され、居住支援法人として指定を受けています。
・連絡先
南千里サポートステーション
TEL 06-6170-1400
05 日常生活支援住居施設(無料低額宿泊所)
千里サポートステーションでは、住まいが確保できない生活困窮者、また、一般の住居では単独で生活することが困難な生活保護受給者を受け入れ、必要な日常生活上のサービスを提供し、地域社会での生活を営むことが出来るように支援する無料低額宿泊所の開設に併せて、救護施設千里寮が実施している居宅生活訓練事業をはじめとした各種事業を一体的に展開しています。
・事業所名
千里サポートステーション
・設置主体
社会福祉法人みなと寮
・種別
日常生活支援住居施設(無料低額宿泊所)
救護施設居宅生活訓練事業
一時生活支援事業
・開設年月日
令和2年8月1日
・住所
〒564-0073 大阪府吹田市山手町4-31-11-213
TEL 06-6155-6360
FAX 06-6155-6370
・交通アクセス
阪急電鉄千里線「関大前」駅下車徒歩約15分
阪急電鉄千里線「豊津」駅下車徒歩約20分